オイナリアン　本店

沖縄県の中部地方では、いなり寿司とフライドチキンを一緒に食べるユニークな文化があります。沖縄そばやタコライスのようにメジャーな存在ではありませんが、ランチやちょっとした手土産に、部活の試合や運動会のお弁当に、伝統行事のオードブルに、多くのシーンで重宝されるローカルフードをぜひ一度お試しください。 ラグナガーデンホテルや沖縄プリンスホテルからもほど近く、北部観光に向かう際にテイクアウト頂くのもおすすめです。 お時間のある際は、トロピカルビーチに沈む夕日を眺めながら、イナチキセットをどうぞ。 配達は行っておりませんが、ご予約やお取り置きは出来る限りお応えいたします。 大量注文を含めましてお電話にて承ります。 また、法事用に小さ目のものや四角タイプのいなりもご用意可能です。 いなりとチキンの専門店として、多くのお客様のお役に立てるよう、スタッフ一同 お待ちしております。

今から60年ほど前のお話です。 沖縄県はうるま市、平敷屋という小さな街で「いなりとチキン」は生まれました。 いなり寿司は、交差点にある小さな食堂のメニューのひとつでした。 当時は人とひとの距離が近く「今日のいなりは甘すぎる」「今日は酸っぱい」など多くの声が寄せられました。 その声を拾い活かすことで、誰もが好きな「人懐っこい味」のいなり寿司が出来ました。 極薄の油揚げに包まれたさっぱり味のいなり寿司とニンニクの効いたフライドチキンが出会い、相性のよさと組み合わせのユニークさが評判となり「いなりとチキン」はいつしか看板メニューとなりました。 私たちはそのレシピを引継ぎ、より多くの人に召し上がって頂けるように、もっと身近な存在となれるように「オイナリアン」を立ち上げました。 今から15年ほど前のお話です。 私たちの商品は沖縄そばやタコライス、沖縄てんぷらやポーク卵おにぎりのように地域を背負うような「ソウルフード」ではありません。 お米は北海道産、油揚げに用いる大豆は九州産で原材料も沖縄らしくはありません。 今のところ「沖縄風」と それでも沖縄産まれの食品として、現存する本家の味に近づけるように、ある時は手軽なごはんやおやつに、またある時はちょっとした手土産に、そして清明祭や旧盆といった伝統行事の一助となれるように、子どもたちにオイナリアンが食べたいと言ってもらえるように、 これからも「今日はいい日だから、いなりとチキンを一緒にたべよう」を目指します。