ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)はなつく?噛む・つまらないは本当?
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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)はなつく?噛む・つまらないは本当?

生活

ヒョウモントカゲモドキはなつく?

ヒョウモントカゲモドキは「レオパ」の愛称でも親しまれている、今人気を博している爬虫類です。

有名な芸能人のペットとして紹介されたことから一躍有名となり、ヒョウモントカゲモドキを飼ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

しかし、ヒョウモントカゲモドキがどんな生き物なのかよくわからないという方も少なくないと思います。

そこでこの記事では、ヒョウモントカゲモドキの値段や寿命、飼い方などをまとめてみました

ヒョウモントカゲモドキが気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の値段は?

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)をはじめ、爬虫類は赤ちゃんよりも年齢が高い個体のほうが値段が高くなる傾向があります。

さらに品種やカラーによっても値段は大きく異なります。例えば、流通量の多いハイイエローであれば値段は8,000〜15,000円くらいと比較的手頃ですが、希少種のブラックナイトであれば200,000円以上する個体も珍しくありません

専門店やブリーダーが集う爬虫類の販売イベントが各所で開催されていて、相場より安い値段で購入することができます。

ヒョウモントカゲモドキの寿命はどれぐらい?

爬虫類の寿命は種類によって大きく差があります。例えばヤモリであれば5年くらいしか生きることができませんが、ゾウガメであれば100年も生きることができます。

では、ヒョウモントカゲモドキの寿命はどれくらいなのでしょうか。

ヒョウモントカゲモドキの平均寿命は飼育下であれば10〜15年くらいだといわれているため、犬や猫と同じくらい長生きしてくれます。

レオパードゲッコーは最高で30年生きたという記録もあるため、上手に飼育をすれば平均寿命より長生きしてくれる可能性も十分ありえます。

ヒョウモントカゲモドキの飼い方!

ヒョウモントカゲモドキは爬虫類なので、犬や猫、うさぎなどの小動物とは飼い方が大きく異なります。

飼い方を間違えてしまうと病気を引き起こし寿命を短くしてしまうこともあるため、お迎えをする前に飼育方法を必ず確認しておく必要があります。

レオパードゲッコーをいざお迎えしてみたら思っていたより大変で飼いきれなくなったということがないよう、ぜひ参考にしてみてください。

餌の頻度はどれくらい?

ヒョウモントカゲモドキの食性は「動物食」で、主な餌はミルワームやコオロギなどの生きた昆虫です。

しかし、これだけではカルシウムが不足することがあるため、カルシウム剤をプラスするか、栄養バランスが整った人工飼料を与える方法もあります。

餌の頻度についてはレオパードゲッコーが幼体か成体かで異なります。幼体は1日1回餌を与える必要がありますが、成体であれば1週間に2〜3回程度で大丈夫です。

ケージや床材はどうする?

ヒョウモントカゲモドキのケージは最低でも30cm幅以上のものを用意しましょう

ケージの壁を登って脱走するようなことはありませんが、ケージ内の物に登って脱走してしまう可能性があります。そのため、やや高さのあるものを選び、念の為ケージに蓋をしておくとより安心です。

また、コストや衛生面を考えて、床材にはキッチンペーパーを使用する方が多いようです。ただし、ヒョウモントカゲモドキは乾燥地帯出身であるため、より生育環境に近づけたい場合は爬虫類用の砂材やソイルなどもおすすめです。

レオパードゲッコー側にも床材にはこだわりがあるそうなので、管理のしやすさやレオパの好みなどを考慮して決めると良いでしょう。

その他のケージ内のレイアウトとしては、シェルターと食器、ライト、ヒーター、温湿度計を置き、必要に応じてサーモスタットや水容器なども設置しましょう。

脱皮の頻度は?脱皮不全のお手伝いはどうするの?

そもそもヒョウモントカゲモドキの脱皮とは、新陳代謝によって皮膚の古い角質層が剥がれ落ちることを指します。

「脱皮」と聞くと、ヘビが丸ごと皮を脱いだかのような「完全脱皮」をイメージする方が多いと思います。しかし、ヒョウモントカゲモドキは体の様々な部位の皮がバラバラに剥がれ落ちる「部位脱皮」をします。

ヒョウモントカゲモドキはどのくらいの頻度で脱皮をするのかしら。

脱皮の頻度には個体差があるけれど、年齢を重ねると頻度が減ってくるわ。

ヒョウモントカゲモドキの脱皮の頻度は特に定まっていません。幼体では1ヶ月に1〜2回程度脱皮することが多いのですが、成体であれば脱皮尾頻度が落ちて、数ヶ月に1回しか脱皮しないこともあります。

通常は体が白っぽくなってから2〜3日で脱皮が完了しますが、4日を過ぎても脱皮が完了しない場合は脱皮不全に陥っている可能性があります

脱皮不全を起こすと、その部分の皮膚に炎症が起きたり、壊死してしまったりすることもあります。そのため、4日経っても皮膚が剥がれ落ちない場合は浮いてきた古い皮膚を綿棒やピンセットなどで少しずつ取り除き、脱皮のお手伝いをしてあげましょう。

剥がしづらい場合はヒョウモントカゲモドキをぬるま湯を張ったタッパーなどに入れ、少しふやかしてから優しく綿棒でこすって取り除きましょう。

▼レオパードゲッコーの脱皮不全のお手伝いをしている様子です。注意点もわかるので、一度目を通しておくと役に立ちますよ。

うまく取り除けない場合や目の周りの脱皮不全については、無理に取ろうとせずに動物病院で処置をしてもらうようにしましょう。

飼育環境|温度と湿度は?

ヒョウモントカゲモドキの飼育環境においては、温度の管理が非常に重要です。日中は24〜28℃、夜間は18〜24℃になるよう、サーモスタットなどを使って調整しましょう。

湿度は温度ほどしっかりと管理する必要はありませんが、レオパードゲッコーは乾燥すると脱皮不全を引き起こすリスクがあります。そのため、ケージ内に水容器を設置したり、毎日散水や霧吹きをしたりして、乾燥しないよう注意しましょう。

湿度管理が難しい場合は、定期的に温浴をして乾燥対策しましょう。

ヒョウモントカゲモドキは人間になつく?

結論からいうと、ヒョウモントカゲモドキが人間になつくことはありません。ただし、馴れてくると飼い主さんの方にヒョウモントカゲモドキが自ら近寄ってきてくれることもあるため、人によっては「なついてくれる」と感じることもあるようです。

そもそもヒョウモントカゲモドキは警戒心が強いため、最初から距離を縮めようとすると馴れるどころか危険人物だと認識されてしまいます。そのため、まずは餌やりや掃除といった最低限のお世話を続け、飼い主さんは危害を加える存在ではないことを認識してもらうことが大切です。

ヒョウモントカゲモドキの警戒心を解くことができればハンドリングをすることもできるため、焦らずゆっくり馴れてくれるのを待ちましょう。

【Q&A】ヒョウモントカゲモドキのよくある質問

ヒョウモントカゲモドキをはじめ、爬虫類はまだまだペットとしては流通量が少ないこともあり、いざ飼おうと思うと疑問は尽きないと思います。

そこで次は、ヒョウモントカゲモドキのよくある質問をQ&Aとしてまとめてみました。

早速みてみましょう。

ヒョウモントカゲモドキは噛むの?

ヒョウモントカゲモドキは温厚でおとなしい性格をしているため、あまり噛むことはありません

しかし、お腹が空いたときに手を出すと、餌と間違えて噛まれてしまうことがあります。特に餌を触った手で近づくと間違われやすいので、餌を触ったら必ず手を洗うようにしましょう。

また、気性が荒い個体や発情期のオスなどはむやみに手を出すと噛まれてしまうことがあります。レオパードゲッコーは歯は小さいですが噛まれると出血してしまうことが多いため、注意しましょう。

ヒョウモントカゲモドキの種類は?

ヒョウモントカゲモドキは種類がとにかく豊富です。爬虫類の中では最も種類が多いそうで、その数はなんと何千種類にもおよびます。

残念ながらすべてをご紹介することは難しいので、ここでは日本で人気の種類を4種類ご紹介します

種類 特徴
ハイイエロー 黄色に黒色のまだら模様が入っています。流通量が最も多く、「ノーマル」と呼ばれることもあります。
ハイポ・タンジェリン 黒色の色素が減退していることから黒色の斑点は少なく、全体的に明るいオレンジ色をしています。
アルビノ アルビノといってもさまざまな種類がありますが、クリーム色に褐色のまだら模様を持つ「トレンパーアルビノ」のことを単に「アルビノ」と呼ぶことがあります。瞳孔は赤く、視力が悪い個体が多い傾向にあります。
スーパーマック・スノー 白色の体に黒色の斑点が列をなしてきれいに並んでいます。目は全体が黒色をしていて、ヒョウモントカゲモドキの中では人気上位の種類です。

ヒョウモントカゲモドキの大きさは?

ヒョウモントカゲモドキの一般的な大きさは以下のとおりです。

体長 18~25cm
体重 45〜60g

手のひらに乗るくらいの小さなサイズですが、中には体が大きい「ジャイアント」とよばれる品種がいます。

ジャイアントは生後1年の時点でオスで80〜100g、メスで60〜90gにまで成長したもので、さらに大きな「スーパージャイアント」という品種もいるそうです。

ヒョウモントカゲモドキの色は?

先程もご紹介したとおり、ヒョウモントカゲモドキにはさまざまな色の品種がいます

ほとんどの品種はハイイエローを基礎に生まれていることやハイイエローの流通量が多いことから、黄色系のヒョウモントカゲモドキを見かけることが多いと思いますが、クリーム色や白色などもいます。

また、同じハイイエローでも色には個体差があり、鮮やかな黄色の個体もいれば、黄色みの薄い個体もいます。

レオパの尻尾!自切の原因や対処法

「自切」って何のためにするのかしら?

天敵から身を護るためよ。動き回る尻尾をおとりにして、そのすきに天敵から逃げるのよ。

レオパードゲッコーは尻尾を自ら切り離す「自切」をします。天敵から身を護るためのものですが、天敵がいないはずの飼育下であっても自切をしてしまうことがあります

原因不明であるケースも多いのですが、急に大きな物音が聞こえたりまだ馴れていないのに急にハンドリングしようとしたときなどに、恐怖を感じると身の危険を察して自切してしまうこともあります。

自切しても尻尾は再生しますが、尻尾には栄養が蓄えられているため、自切は命を削るような行為であることを忘れてはいけません。

自切を防ぐための対処法としては、ヒョウモントカゲモドキが安心して過ごせるような環境を整えることが大切です。静かな場所にケージを置いたり、ハンドリングを極力控えたりするなどして、うまく距離をとるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ヒョウモントカゲモドキはおとなしい性格をしているので飼いやすく、見た目も小さくかわいらしいことからとても魅力的な生き物です。

しかし、犬や猫などとは違ってなつくことはありませんし、飼い方も大きく異なります。また、体は小さいですが10年以上生きることもあります。

そのため、最期まで責任を持って飼うことができるのか、こちらの記事の内容を参考に今一度しっかり考えてみてくださいね。

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