祇園畑中

華やかな祇園にありながら、閑寂の趣を味わえる“市中の山居”をテーマとした料理旅館「ぎおん畑中」。室町時代に足利義政が造営した東山山荘『銀閣』に代表される“市中の山居”は元来、都に居ながらにして<閑寂の境地を味わう>という都鄭の対比から生まれる“美”を楽しんだものでした。そうした東山文化の簡素・枯淡の趣を大切に、現代に形としたのが「祇園畑中」。一期一会のおもてなしにて寛ぎの時間をお楽しみください。

時は平安時代。海から遠いというハンディキャップを克服するため、地元の野菜や塩干物など、限られた食材を使いながら、いかにおいしく・美しくということを真髄とした京料理。味付け・盛り付け・器・包丁さばきなど、全てにこだわった職人と館によって連綿と受け継がれてきました。特にこだわっているのが<食材>。出汁は利尻昆布と最上の節を、野菜は京野菜を。料理歴45年の調理長による料理は、まさに芸術そのものです。

「祇園畑中」を会場に、祇園町や宮川町の舞妓さんの優雅な京舞を鑑賞できる『京料理と舞妓の夕べ』を月・水・金・土(金曜日のみ定期)開催しております。ディナーショー形式にて、舞妓さんと歓談をしながら京料理とお座敷遊びをお楽しみいただける特別なイベントです。料金はフリードリンク付きで≪19,000円≫、定員は40名様まで。貸切や写真撮影も承っておりますので、いつもとは違った京の楽しみをご体感ください。