吉野鮨本店

毎朝、河岸に仕入れに行き確かな目で 厳選した素材のみを魂を込めて握ります。 たこ、いか、穴子、こはだ、しゃこなどの江戸前の魚の他に 時期、産地を見定めしてより良い素材を仕入れております。 その他にも、他店では見かけなくなっているネタも扱っております。 蛤(はまぐり)、浅蜊(あさり)、烏賊(いか)などは煮て提供しております。 昔ながらの「魚をもたせる技」を「素材をうまくする技」に変えることで 伝統を引き継ぎつつ進化しております。

吉野鮨本店の伝統の味の一つである玉子焼きはご飯との バランス考えて薄めに焼いております。 お寿司とは本来「酢飯とタネを圧す」ものです。 そのバランスによって旨み変わってきます。 しっかりと握れてご飯とのバランスがとれる玉子焼きを是非ご堪能下さい。

吉野鮨のしゃりには甘味が一切、加わっておりません。 当店では粕酢(赤酢)と塩のみでしゃりをつくります。 それは創業以来ずっと変わっていない伝統のつくり方です。 タネに煮きり醤油をつけてご提供することもまた、昔からの仕事のなごりです。 これにより、小皿でお醤油をつけなくても美味しく頂く事ができます。 もちろん、全てが伝統を受け継いで来たわけではなく 吉野鮨本店では嗜好の変化に合わせて、アレンジを重ね、 その時最も美味しいお寿司を提供するよう心がけております。