Le Bonze

1971年、福岡県出身。銀座の老舗フレンチ「ペリニィヨン」で18年間という長い研鑽を積む。途中1年半は渡仏し、知見を広げた経験を生かして、2003年からは料理長として活躍。その後、2012年に独立し「LeBonze」をオープン。ビストロ感満載のボリュームたっぷりな盛り付けからは、ゲストを楽しませようとする心意気が伝わってくる。連日連夜、多くの美食家たちで賑わう人気店だ。

ビルの3階という隠れ家的な場所に店を構える「LeBonze」だが、扉の先には木の温もり溢れる、落ち着いた空間が広がっている。しっとりとした照明で統一されたモノクロの設えは、ゲストの緊張感をそっと解いてくれる。「食堂感覚で気軽に来てほしい」というシェフの想いが込められた癒やしの空間で、そっと美食を享受したい。大切な人を連れて行きたい、とっておきのレストランだ。

現地で学んだ伝統的なフレンチを基盤にしながらも、その枠にこだわらない自由な発想が光る一皿を楽しむことができる。縦横無尽に魅力を発揮する料理と細やかな気遣いが、記憶に深く残る美食のひとときを約束。全国各地から取り寄せている食材はどれも新鮮で、生産者から良い食材の情報なども同時に仕入れているという。まさに青木シェフの温かい人柄によって築き上げた一皿を堪能したい。